東京労働局発表
平成19年7月31日(火)




職業安定部職業安定課
課   長  藤井  剛
雇用計画官  塙  陽子
電 話 (3512)1654(直通)
FAX (3512)1565

有効求人倍率は、1.39倍と前月より0.01ポイント減少
―― 一般職業紹介状況(平成19年6月分) ――

新規求人倍率は前月同水準の1.96倍とほぼ横ばいで推移

1.有効求人倍率・求人・求職の動き
(1)有効求人倍率
 有効求人倍率(季節調整値)は、1.39倍と前月より0.01ポイント減少した。

(2)有効求人数
 平成19年6月の有効求人数(原数値)は260,203人で前年同月比18.4%の減少と、9ヶ月連続して前年同月を下回っている。

(3)有効求職者数
 平成19年6月の有効求職者数(原数値)は204,894人で前年同月比2.8%減と、平成17年6月以降連続して前年同月を下回っている。
〔参考〕最近の雇用失業情勢
(4)職種別の有効求人倍率の状況
 職業別の常用有効求人求職の状況をみると、一般常用では、情報処理技術者6.0倍、警備員などの保安の職業5.2倍、機械・電気技術者3.5倍、接客・給仕の職業3.7倍と高い倍率になっており、一方で、最も求職者の多い一般事務の職業では0.3倍と、依然として低い倍率となっている。パート常用のサンプル数が多い中では、サービスの職業が5.2倍、販売の職業3.3倍、保安の職業6.2倍と高い倍率になっているが、事務的職業においては0.8倍で低い倍率になっている。
〔参考〕 主な職業別常用有効求人求職状況


2.新規求人の動き
(1)新規求人数の状況
平成19年6月の新規求人数(原数値)は95,008人で前年同月比19.0%減と、派遣・請負求人の適正化、求人適正受理の取組み等により11ヶ月連続で前年同月を下回っている。
〔参考〕最近の雇用失業情勢
(2)正社員・非正社員の新規求人数の状況
 平成19年6月の正社員・非正社員の新規求人数の状況をみると、正社員48,840人(前年同月比14.3%減)、非正社員46,168人(同23.4%減)と、正社員は11ヶ月連続で前年同月比が減少、非正社員も13ヶ月連続で減少している。なお、正社員構成比は、前年同月比が5ヶ月連続して増加傾向で推移している。
〔参考〕 正社員の職業紹介状況
(3)産業別新規求人の状況
 平成19年6月の新規求人数の産業別の状況をみると、サービス業24,785人(前年同月比36.3%減)、情報通信業9,619人(同27.8%減)、製造業6,727人(同19.7%減)、運輸業4,742人(同15.2%減)の順で大幅に減少している。要因として、引き続き派遣・請負求人の適正化の影響を受けやすい産業で大きく減少している。
〔参考〕産業別新規求人の推移
〔参考〕主な産業別・事業所規模別新規求人状況(平成19年6月)
3.新規求職者の動き
(1)新規求職者の状況
 平成19年6月の新規求職者数は、48,105件で前年同月比3.1%の減少となった。
〔参考〕最近の雇用失業情勢
(2)態様別新規求職者の状況
 平成19年6月の一般常用求職者の態様別の状況をみると、一般常用求職者37,458件(前年同月比2.8%減)のうち、離職者の求職件数は25,568件(同2.7%減)、在職中の求職件数は8,486件で前年同月比1.7%減となった。
  また、離職者の理由別をみると、自己都合退職者件数が前年比4.1%減少(事業主都合は、同0.7%減少)している。
〔参考〕新規一般常用求職者の態様別推移
4.就職者の動き
 平成19年6月の就職者数は12,308件(前年同月比6.4%減)と5ヶ月連続で対前年を下回った。
  一般、パート別の状況をみると、一般は8,321件で前年同月比6.1%の減少となっており、 一方、パートは3.987件で前年同月比7.0%の減少となった。
〔参考〕最近の雇用失業情勢
〔参考〕職業紹介取扱状況(一般・パート)
5.求人充足の動き
 平成19年6の求人充足数は16,595件で前年同月比6.1%の減少となった。
  一般、パート別の状況をみると、一般は11,652件(前年同月比6.1%減)と減少し、一方、パートは4,943件(同6.0%減)と減少した。
〔参考〕最近の雇用失業情勢
〔参考〕職業紹介取扱状況(一般・パート)


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